TERM GUIDE · DESIGN

ユーザビリティ

「ユーザビリティ」とは

ユーザビリティとは、製品やシステムを利用するときの使いやすさに関する考え方です。単に画面がきれいであることではなく、利用者が目的をきちんと達成でき、無駄な手間をかけず、満足して利用できることが重要です。

ユーザビリティを考えるときは、主に次の三つの観点があります。

  • 有効さ:利用者が目的を正しく達成できるか

  • 効率:目的を達成するまでに、余分な時間や手間がかからないか

  • 満足度:利用者が不満や戸惑いを感じずに利用できるか

例えば、Webサイトで目的の情報をすぐに見つけられるように見出しやメニューを整理したり、よく使うボタンを見つけやすい場所に配置したりすると、ユーザビリティが高められます。

また、操作方法が分からないときに適切なヘルプを表示する、入力ミスがあった場所と修正方法を具体的に示す、処理中には進捗状況を表示するといった工夫もあります。利用者が「今どうなっているのか」「次に何をすればよいのか」を理解しやすくすることで、操作中の迷いや誤りを減らせます。

ユーザビリティを高めるには、むやみに機能を増やしてはいけません。多くの機能があっても、必要な機能を見つけにくかったり、操作方法が分かりにくかったりすれば、使いやすいシステムとはいえません。利用者の目的や行動を考え、実際に使いやすいように設計し、必要に応じて改善していくことが大切です。

アクセシビリティ

ユーザビリティと似た言葉に、アクセシビリティがあります。

アクセシビリティとは、年齢や障害の有無、利用している機器や利用環境などにかかわらず、できるだけ多くの人が情報やサービスを利用できるようにすることです。

例えば、Webページでは次のような工夫があります。

  • 画像の内容を文字でも伝えられるようにする

  • 動画の音声に字幕を付ける

  • 文字と背景の色に十分な違いを付けて読みやすくする

  • 色だけに頼らず、文字や記号でも情報を伝える

  • マウスを使わなくてもキーボードで操作できるようにする

ユーザビリティとアクセシビリティは関係の深い考え方ですが、着目する点が少し異なります。

EXAMPLE

例題

ユーザビリティ · EXAMPLE応用情報技術者H26春期午前 問47(改題)

ソフトウェアのユーザビリティを高める施策として最も適当なものはどれか。

  1. 0

    利用方法を理解しやすくするため、画面ごとのオンラインヘルプを充実させる。

  2. 1

    外部システムと連携できる範囲を広げるため、通信インタフェースを追加する。

  3. 2

    処理できる業務を増やすため、新しい機能を多数追加する。

  4. 3

    障害時に停止しにくくするため、ファイルを複数の場所に分散して保存する。

解答・解説を確認

正解0.利用方法を理解しやすくするため、画面ごとのオンラインヘルプを充実させる。

解説

ユーザビリティは、利用者が目的を達成しやすく、効率よく快適に使えることに関係する。オンラインヘルプを充実させると操作方法を理解しやすくなる。

出典
応用情報技術者H26春期午前 問47(改題)

PRACTICE

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