工場のロボットで、人が作業範囲に入ったことを検知するセンサが故障したと判断したとき、ロボットを強制的に停止させる設計にした。この考え方として最も適当なものはどれか。
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フェイルセーフ
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フールプルーフ
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暗号化
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バックアップ
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正解0.フェイルセーフ
解説
フェイルセーフは、故障や異常が起きたときに安全側に動作するようにする考え方である。センサ異常時にロボットを止めるのはこの例である。
- 出典
- 基本情報技術者H26春期午前 問18(改題)
TERM GUIDE · SECURITY
機械や情報システムを安全に使うためには、人が操作を間違えることや、機械が故障することをあらかじめ想定して設計することが大切です。
その代表的な考え方が、フールプルーフとフェイルセーフです。
フールプルーフ(foolproof)は、利用者が誤った操作をしても、事故や故障につながりにくいようにする考え方です(バカにも安全)。
例えば、電子レンジは扉が開いたままでは加熱を始められません。利用者が誤って扉を開けた状態でスタートボタンを押しても、危険な動作が起こらないようになっています。
ほかにも、
間違った向きでは差し込めないコネクタ
必要な項目を入力しなければ次の画面へ進めない入力フォーム
危険な操作をするときに確認画面を表示するシステム
などがフールプルーフの例です。
つまり、
「人は間違えるものだから、間違えても危険にならないようにする」
という考え方です。
フェイルセーフ(fail-safe)は、機械やシステムに故障や異常が起きたとき、安全な状態になるようにする考え方です(壊れても安全)。
例えば、工場で動いているロボットの安全確認用センサが故障したとします。このとき、
「センサが壊れているので、人がいるかどうか分からないが、そのままロボットを動かす」
のでは危険です。
そこで、センサの故障を検知したらロボットを停止させるようにします。
鉄道でも、信号装置に異常が発生した場合には、列車を進ませるのではなく、停止を指示する側にする設計があります。
つまり、
「故障することはあるので、故障したときには安全な側へ動かす」
という考え方です。
フールプルーフとフェイルセーフは、どちらも事故を防ぐための考え方ですが、主に想定している原因が異なります。
考え方主に想定するもの設計の考え方フールプルーフ人の操作ミス間違った操作をしても危険になりにくくするフェイルセーフ機械やシステムの故障・異常故障したとき安全な状態にする
覚えるときは、
フールプルーフ → 人が間違えても安全
フェイルセーフ → 機械が壊れても安全
と区別すると分かりやすいでしょう。
実際の機器では、両方の考え方を組み合わせて安全性を高めることもあります。
EXAMPLE
フェイルセーフ
フールプルーフ
暗号化
バックアップ
正解0.フェイルセーフ
フェイルセーフは、故障や異常が起きたときに安全側に動作するようにする考え方である。センサ異常時にロボットを止めるのはこの例である。
PRACTICE