FIELD 03

ネットワーク

IPアドレス、DNS、TCP/IP、LAN、電子メール、Webの仕組みなどを扱います。送信元から宛先までの流れを図のように思い浮かべると整理できます。

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UDP自体には到着確認や再送の機能がない。この性質を利用し、再送待ちより最新性を優先する用途の例として、最も適切なものを次から選べ。

  1. 0

    WebページのHTMLを確実に受信する通信。

  2. 1

    クラウドストレージへファイルを完全にアップロードする通信。

  3. 2

    チャットの文字を欠落なく届ける通信。

  4. 3

    オンラインゲームで、プレイヤーの最新位置を短い間隔で送信する通信。

正答と解説を確認

正答3. オンラインゲームで、プレイヤーの最新位置を短い間隔で送信する通信。

解説

正答は、オンラインゲームでプレイヤーの最新位置を短い間隔で送る通信である。UDP自体は到着確認、再送、順序制御を行わないため、処理や待ち時間を抑えやすい。位置情報のように新しいデータが次々に届く用途では、古いデータの再送を待つより、多少の欠落を許容して最新データを届ける方が有効な場合がある。 一方、Webページ、ファイル、文字メッセージなど、内容を欠落なく届ける必要がある用途では、TCP、またはQUICのように上位で信頼性を補う方式が必要である。オンラインゲームも、用途に応じてTCPや信頼性を補ったUDP通信などを併用することがある。

出典
オリジナル

DNSのキャッシュはなく、暗号化などの詳細な処理を省くものとする。ブラウザにURLを入力してからWebページが表示されるまでの概略的な処理順として、最も適切なものを選べ。

  1. 0

    Webサーバがデータを返す→DNSへ問い合わせる→DNSサーバが回答する→Webサーバへ接続してHTTP要求を送る→ブラウザが解析・描画する。

  2. 1

    DNSサーバが回答する→DNSへ問い合わせる→Webサーバへ接続してHTTP要求を送る→ブラウザが解析・描画する→Webサーバがデータを返す。

  3. 2

    DNSへ問い合わせる→Webサーバへ接続してHTTP要求を送る→DNSサーバが回答する→Webサーバがデータを返す→ブラウザが解析・描画する。

  4. 3

    DNSへ問い合わせる→DNSサーバがIPアドレスを回答する→Webサーバへ接続してHTTP要求を送る→Webサーバがデータを返す→ブラウザが解析・描画する。

正答と解説を確認

正答3. DNSへ問い合わせる→DNSサーバがIPアドレスを回答する→Webサーバへ接続してHTTP要求を送る→Webサーバがデータを返す→ブラウザが解析・描画する。

解説

概略的な順序は、DNSへの問い合わせ → IPアドレスの回答 → Webサーバへの接続とHTTP要求 → サーバからの応答 → ブラウザによる解析・描画である。URLに含まれるドメイン名で通信するには、対応するIPアドレスを名前解決によって得る必要がある。 実際には、DNSのキャッシュが利用されて問い合わせが省略される場合がある。HTTPSでは、HTTPの内容を送受信する前にTLSによる暗号化通信の確立も行われる。Webページが追加の画像やプログラムを参照していれば、それらの取得と処理も続く。

出典
オリジナル

「https://www.example.jp/guide/access.html」というURLについて正しい説明を、次から選べ。

  1. 0

    exampleは国別コードトップレベルドメインである。

  2. 1

    wwwは通信方式を表すスキーム名である。

  3. 2

    Webサーバ上の情報資源を指定するパスの末尾はaccess.htmlである。

  4. 3

    httpsを使うと通信経路は暗号化されない。

正答と解説を確認

正答2. Webサーバ上の情報資源を指定するパスの末尾はaccess.htmlである。

解説

正答は、URLのパスの末尾がaccess.htmlであるという説明である。このURLでは、httpsがスキーム、www.example.jpがホストを示す部分、/guide/access.htmlがサーバ上の情報資源を指定するパスである。末尾のjpは日本を表す国別コードトップレベルドメインである。 HTTPSはHTTPによる通信をTLSで保護し、通信内容の盗み見や改ざんの危険を減らす。ただし、HTTPSであることだけでWebサイトの内容や運営者が無条件に安全だと保証されるわけではない。

出典
オリジナル

次の文章の(ア)~(ウ)に当てはまる語句の組合せとして、最も適切なものを選べ。 World Wide Web(WWW)では、文書や画像などの情報がハイパーリンクによって結び付けられている。Webページの内容や構造は、(ア)を用いて記述される。共通する目的や内容をもち、互いに関連付けられた複数のWebページのまとまりを(イ)という。また、Webページや画像など、インターネット上の情報資源の所在は(ウ)で表される。

  1. 0

    (ア)XML     (イ)Webサーバ (ウ)IPアドレス

  2. 1

    (ア)CSS     (イ)Webページ (ウ)ドメイン名

  3. 2

    (ア)JavaScript  (イ)ホームページ(ウ)DNS

  4. 3

    (ア)HTML    (イ)Webサイト  (ウ)URL

正答と解説を確認

正答3. (ア)HTML    (イ)Webサイト  (ウ)URL

解説

(ア)はHTML、(イ)はWebサイト、(ウ)はURLである。HTMLは見出し、段落、画像、リンクなど、Webページの内容と論理的な構造を要素として記述する。関連する複数のWebページをまとめたものがWebサイトである。 URLは、スキーム、ホスト名、パスなどを組み合わせて、Webページや画像などの情報資源の所在を示す。ハイパーリンクにはURLが設定され、利用者は関連する情報資源へ移動できる。

出典
オリジナル

ドメイン名とDNSに関する説明として、最も適切なものを選べ。

  1. 0

    DNSは、ドメイン名に対応するIPアドレスなどの情報を、複数のDNSサーバが階層的・分散的に管理する仕組みである。

  2. 1

    Webブラウザは、Webサーバに接続してWebページを受信した後、DNSを利用して接続先のIPアドレスを調べる。

  3. 2

    ドメイン名に対応するIPアドレスは、インターネット上の一台のDNSサーバにまとめて登録されている。

  4. 3

    同じドメイン名を複数の組織がそれぞれ登録し、異なるWebサイトに割り当てることができる。

正答と解説を確認

正答0. DNSは、ドメイン名に対応するIPアドレスなどの情報を、複数のDNSサーバが階層的・分散的に管理する仕組みである。

解説

正答は、DNSが情報を階層的・分散的に管理するという説明である。ドメイン名は右側からトップレベルドメイン、その下位のドメインという階層をもち、各範囲のDNSサーバが担当する情報を管理する。 名前解決では、問い合わせをたどってドメイン名に対応するIPアドレスなどを得る。情報を多数のサーバに分散することで、膨大な登録情報を管理し、一部に障害が起きた場合の影響も抑えられる。

出典
オリジナル

電子メールの受信に用いられるPOPに関する説明として、最も適切なものを選べ。

  1. 0

    利用者の端末からメールサーバへ、電子メールを送信するためのプロトコルである。

  2. 1

    送信側のメールサーバから受信側のメールサーバへ、電子メールを転送するためのプロトコルである。

  3. 2

    メールサーバに保存されている電子メールを、利用者の端末へ受信するためのプロトコルである。

  4. 3

    電子メールをメールサーバ上で管理し、複数の端末で同じ状態を共有するためのプロトコルである。

正答と解説を確認

正答2. メールサーバに保存されている電子メールを、利用者の端末へ受信するためのプロトコルである。

解説

正答は、メールサーバに保存された電子メールを利用者の端末へ受信するプロトコルという説明である。POP(一般にはPOP3)は、サーバから端末へメールを取り込む用途で使われる。設定によっては受信後もサーバにメールを残せる。 SMTPはメールの送信・転送を担う。IMAPはメールを主にサーバ上で管理し、複数端末から同じメールボックスや既読状態を利用しやすい。送信はSMTP、受信はPOPまたはIMAPと整理するとよい。

出典
オリジナル

互いに面識のない参加者全員へ、事務局から同じ案内メールを一斉送信する。宛先情報を参加者同士に見せない方法を、次から選べ。

  1. 0

    参加者の一人を宛先にし、残り全員をCCへ入力する。

  2. 1

    参加者全員のアドレスを宛先欄へ入力する。

  3. 2

    事務局のアドレスを宛先にし、参加者全員をCCへ入力する。

  4. 3

    事務局のアドレスを宛先にし、参加者全員をBCCへ入力する。

正答と解説を確認

正答3. 事務局のアドレスを宛先にし、参加者全員をBCCへ入力する。

解説

BCC(Blind Carbon Copy)欄に指定した宛先は、ほかの受信者に表示されない。したがって、事務局自身のアドレスをTo欄に置き、参加者全員をBCC欄へ入力すれば、参加者同士にメールアドレスを見せずに一斉送信できる。送信前には宛先欄を再確認することも重要である。

出典
オリジナル

TCPが信頼性のある通信を実現するために行う処理として最も適切なものを、次から選べ。

  1. 0

    ドメイン名をIPアドレスに変換する。

  2. 1

    宛先までの通信経路をルータ間で決定する。

  3. 2

    欠落を検知して必要なデータを再送し、受信側で正しい順序に並べ直す。

  4. 3

    同一LAN内の機器をMACアドレスで識別する。

正答と解説を確認

正答2. 欠落を検知して必要なデータを再送し、受信側で正しい順序に並べ直す。

解説

TCPは、送信データに順序を管理するための番号を付け、受信確認を行い、欠落があれば再送する。受信側では届いたデータを正しい順序に並べて元のデータへ組み立てる。このような制御により、IPの上で信頼性のある通信を実現する。

出典
オリジナル

通信プロトコルを機能ごとの階層に分ける利点として、最も適切なものを選べ。

  1. 0

    各階層で同じ機能を重複して処理することで、通信の信頼性を高められる。

  2. 1

    通信に必要な処理を一つの階層にまとめることで、プロトコルの種類を減らせる。

  3. 2

    各階層の役割や接続方法を定めることで、ある階層の技術を変更しても、他の階層への影響を小さくできる。

  4. 3

    同じ階層にある機器同士が、互いに異なるプロトコルを自由に使用しても通信できる。

正答と解説を確認

正答2. 各階層の役割や接続方法を定めることで、ある階層の技術を変更しても、他の階層への影響を小さくできる。

解説

通信機能を階層化すると、各階層の役割と、隣接する階層との受け渡し方法を分けて定められる。インタフェースが保たれていれば、ある階層の技術やプロトコルを変更しても他の階層を大きく作り直さずに済み、設計、保守、標準化がしやすくなる。TCP/IPやOSI基本参照モデルは、この考え方で通信機能を整理している。

出典
オリジナル

回線交換方式と比べたパケット通信の特徴として正しいものを、次から選べ。

  1. 0

    通信中は送受信者の間で回線を占有する。

  2. 1

    データを分割するが、各単位には宛先情報を付けない。

  3. 2

    複数のコンピュータが通信回線を共有でき、回線を効率よく利用しやすい。

  4. 3

    空いている回線を他の通信へ割り当てられないため、利用効率が低い。

正答と解説を確認

正答2. 複数のコンピュータが通信回線を共有でき、回線を効率よく利用しやすい。

解説

パケット通信では、データをパケットという小さな単位に分割し、それぞれに宛先などの制御情報を付けて送る。特定の通信が回線を占有し続けないため、複数の通信が同じ回線を時間的に共有でき、通信していない時間をほかの通信に利用しやすい。インターネットではこの方式が使われている。

出典
オリジナル